里親様へ⑥~ご応募に際してのQ&A

2匹一緒に”と言われている子に、1匹で譲渡してもらうのは無理でしょうか?

一概に無理という事はありません。

条件というのは、それまでお世話をしてきたボランティアが、その子の性格をみて「お家に早く馴染む」「上手く家猫になる」その為のご提案です。

例えば、社会化期を過ぎていない子猫の場合

1匹にしてしまいますと、甘噛みや爪たての強弱を覚えず、成長した時に飼い主が怪我などで苦労する事が予想されます。そういった場合はお引渡しの時期をズラしたりする等のご提案をさせて頂きます。

他に、1匹ではどうしてもダメな子もいます。

そういう子は、夜鳴きが続いたり、ゲージに隠れたままになったり、最悪の場合は排泄や給餌に支障をきたしてしまう場合があります。この場合は、やはり2匹での譲渡をお願いするかもしれません。


トライアルに失敗しました。別の猫で再トライアルできますか?

はい。可能です。

ただし、まずは「なぜ失敗したのか?」をゆっくりとお話合いさせて頂きたいと思います。その上で、次のトライアルを成功させる様に、私達と一緒に頑張りましょう。



必ず気に入った保護猫を譲渡してもらえますか?

例えば、先住さんのいるお家に、猫が嫌いな保護猫が行って幸せになれるでしょうか?

例えば、寂しがりやの子が、お留守番の長いお家に行って幸せになれるでしょうか?

そう言った事を色々ご相談させて頂くので、当初のご希望通りの結果にはならない場合がございます。

私達が保護した猫を里子に出す時、それは早いもの順でも、抽選でもありません。

里親様と保護猫が幸せになれるか?その1点です。

どうか、洋服や靴を選ぶ様に、保護猫を選ばないで下さい。

お迎えした猫が幸せでないなら、里親様も幸せにはなれません。


未婚の同棲カップルですが、里親になれますか?

基本的には、お断りとなります。と申しますのも。

猫を迎えるにあたって、絶対必要なのが「安定した住居」「安定した収入」です。その上で20年に渡る終生飼育をお願いしています。

婚姻関係が無く同居という事ですと、やはり同居解消となった場合の猫の行く末に、不安を覚えてしまうのです。

仮に、未婚であっても「同居して20年の事実婚」と言った場合、その証明が可能であれば、是非一度ご相談ください。


65歳の夫婦ですが、子猫を譲渡してもらえますか?

申し訳ございません。正直に申しまして厳しいかと存じます。

「大切な3つのこと③」でご説明させて頂いた通り、猫の寿命は20年と言われています。65歳で子猫を引き取ると、単純に85歳までの養育が必要という事になります。人生100年と言われる昨今、85歳なんてまだまだ!と思われるかもしれません。

しかし、猫も高齢になると何かと病気を発症します。ご自身が80歳前後になって、4~5キロのゲージを抱える通院や、夜中の看病などが可能でしょうか?

申し訳ない事ですが、やはり不安を覚えてしまいます。

それでも「保護猫に何か手を差し伸べたい」とお心を寄せて頂けるようでしたら、ミルクボランティアや預かりボランティアなどをお願いする事も可能です。一度ご相談下さい。


独り暮らしでも猫を飼えますか?


無理ではありません。

ただし、2日以上外泊をされる場合には、ペットホテルやペットシッターを利用して下さい。そういった費用もかかる事を覚悟される必要があるかと思います。

また、子猫などは食事の回数が多く、体調も不安定である事から、お迎えできる猫には一定の制限が生じる事も、ご承知置きください。

そして

ご自身に万が一の事があった場合に、猫を引き取ってくれる保証人(ご親族・ご友人など)を必ずお考え下さい。


保証人について

昨今は、単身世帯が多く「保証人が必要」な事が里親になる事への大きな障害になっていると感じています。


例え「保証人」がいても、この度の新型コロナウィルスの流行の様な事があれば、結局個人での保証には限界があるんじゃないか?と考え、会としては、バックアップする仕組みが出来ないか、現在検討中です。


あくまで検討中ですので、今すぐお話はできませんが「本当に終生飼育で保護猫を迎えたい」と真摯に思っておられる方には、何らかのご提案をさせて頂きたいと思っています。
是非一度、ご相談下さい。

teamしっぽ

人と猫が幸せに暮らしていける街にしたい。 そんな思いで、TNRや保護した猫達を譲渡する活動をしています。

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